30代から調理師を目指すには?

30代からでも調理師を目指すことはできます。ただし、若い世代に負けないためには、それまで社会で得た経験を活かしたり、効率的に料理の腕をあげるよう努力したりすることが重要です。ここでは、30代から調理師を目指す人のために、調理師免許を効率よく取るおすすめの方法や、経験談からアドバイスを紹介します。

料理人・調理師 2017/12/06

30代からでも調理師を目指すことはできます。ただし、若い世代に負けないためには、それまで社会で得た経験を活かしたり、効率的に料理の腕をあげるよう努力したりすることが重要です。ここでは、30代から調理師を目指す人のために、調理師免許を効率よく取るおすすめの方法や、経験談からアドバイスを紹介します。

30代から調理師を目指すのは可能?年齢的に遅い?

「料理人になること」を昔からの夢として持っていた人もいれば、社会人になってから何かのきっかけで料理が好きであることに気付く人もいます。「脱サラして飲食店やカフェを開く」という話も聞きます。
料理をする楽しさや、自分の作った料理をお客様においしいと喜んでもらえたときの達成感は料理人だからこそ得られるものです。

社会人として働き始めてから料理人を目指そうと思ったときに気になるのは、ずばり「年齢」でしょう。30代になってから未経験の、現職とまったく違う業種に移るには勇気が必要です。ましてや専門的な技術を必要とする料理人として若い頃から経験を積んでいる人に追いつけるのか不安があるのは当然でしょう。

確かに、新しいことを覚えるうえで若さは重要な要素になることが多いでしょう。料理人の仕事は朝の仕込みから夜の片付けまであり、かなり体力を消耗します。また、10代から入れる職場なので、年下の上司のもとで働く覚悟も必要です。

しかし、「調理師になりたい」という意思があるかぎり、30代からでも決して遅くはありません。調理師には年齢制限がないからです。
また、料理人としての経験はなくても、社会経験を持っていることは若手料理人にはない魅力でしょう。ただし、体力的な面から、調理師を目指すのはなるべく早いうちがおすすめです。

調理師免許を取るには専門学校に入るべき?受験資格を満たすには?

調理師免許がなくても、料理人として働くことは可能ですが、調理師免許は調理への幅広い知識の証明であるため、就職先を広げたり、さらに難しい資格を取ったりするための足掛かりとなります。

調理師免許を取得する方法としては専門学校に入ることが一般的ですが、実は2年以上の実務経験があれば、専門学校に通わなくても調理師免許を取得することが可能です。こちらでは調理師になる方法と、30代だからこそ考えたいことを紹介します。

専門学校で調理師免許を取る場合

調理師になるためには調理師専門学校に通うのがオーソドックスです。専門学校のよさは技術をじっくりと学べることや、1年程度で調理師免許が取得できることにあります。特に厚生労働大臣指定校で学べば、卒業と同時に無試験で調理師免許を取得できるので受験の手間が省けます。

ただし、学校はあくまで学校なので実務感覚を養いづらい点や学費がかかる点は考慮しておきましょう。そのためか、最近は実務研修をカリキュラムに取り入れた専門学校もよく見られます。

実務経験と調理師試験の受験で調理師免許を取る場合

専門学校に行かずに調理師免許を取得するために必要な実務経験は2年以上です。飲食店のほかには惣菜店や鮮魚店、給食センターや寮での経験も実務経験となります。アルバイトやパートでも週4日以上かつ1日6時間以上働けばOKです。
店の規模は関係なく、途中で転職をしても合わせて2年以上になれば問題ありません。

2年間の実務経験が終わったら、責任者に実務経験証明書(調理業務従事証明書)を書いてもらい、実印を押してもらう必要があります。複数の店舗で働いていた場合も同様に、各店舗責任者の実務経験証明書の記入、押印が必要となります。書類は保健所でもらえますが都道府県によってはネットから印刷することも可能です。
その後、調理師国家試験に合格をすれば、免許を取得することができます。

30代から調理師免許取得を目指すなら、どちらの方法がいい?

調理師免許取得を取得するためには、「専門学校に通って取得すること」と「実務経験の末に取得すること」の間に、特に優劣はありません。ただ、調理師免許取得がゴールではなく、「料理人としてのキャリアをスタートする」ことが目的なのであれば実務経験を優先するといいでしょう。

また、専門学校に通うとキャリアの始まりが1年以上遅れることにもなるため、30代から調理師免許取得を目指すなら、時間の節約のためにも料理人として働きながら調理師免許を取得する方法をおすすめします。

【経験談】実際、30代から調理師を目指すのは厳しいの?

櫻川(さくらがわ) 料理人 東山 仁美さん
高校卒業後、最初はドイツの大学に進学し、医師になるための勉強をしていた東山さん。8年間の予定だった大学での勉強が6年を過ぎた頃、たまたま一時帰国した時に友人に誘われて行ったのが、現在働いている櫻川だったそうです。その後いったんはドイツに戻りましたが、櫻川での体験が忘れられず、半年後には大学を辞めて日本へ帰国し、櫻川のご主人に修行をさせてほしいと連絡されました。これがきっかけで料理の世界に入ることになったそうです。そんな東山さんに、30代から調理師(料理人)を目指すことの厳しさやアドバイスをお伺いしました。

この記事のタグ

関連記事