独学で調理師免許を取る方法

調理師免許は専門学校へ通わなくても取得することができます。ただし、受験資格を満たさなければ受けることができません。この記事では、独学で免許を取得する際に必要な受験資格や勉強方法について解説します。

料理人・調理師 2017/10/26

調理師免許は専門学校へ通わなくても取得することができます。ただし、受験資格を満たさなければ受けることができません。この記事では、独学で免許を取得する際に必要な受験資格や勉強方法について解説します。

専門学校へ通わなくても免許は取れる

そもそも、料理人として働くうえで調理師免許は必須ではありません。もし、料理人を目指していて、現場で早く修業したいという場合は免許を取らなくてもすぐに修業を始めることができます。
ただし、調理師免許は料理人としての知識と技術を持っていることの証明になります。

調理師免許を取得するには、公益社団法人調理技術技能センターが行う調理師試験を受ける必要があります。試験の内容に実技はなく、マークシート式のテストのみで、調理師試験を受ける段階で最低限の調理技術が備わっていることが前提とされています。各科目の合計点数が満点の60%以上かつ、平均点を大きく下回る科目がないことが合格基準となっています。

受験資格を満たそう

では、調理師免許を受験するための条件を見てみましょう。
まず、学歴は中学校を卒業していることが求められます。
次に、以下に該当する施設での2年間以上の実務経験が求められます。パートやアルバイトとして働いている人は週4日以上、かつ1日6時間以上の勤務が必要です。受験する際には、調理業務従事証明書を提出しなければなりません。この証明書は、施設の経営者や雇用主に作成を依頼します。

飲食業

・レストランやカフェなどのキッチンスタッフであること(※旅館・簡易宿泊所を含む)
・カフェの場合、お菓子作りの業務は実務に入らない

魚介類販売業

・鮮魚介類(鮮度が高く、干物など加工がされていないもの)をさばき販売する店での実務
・調理を行っていない期間の就業は、実務に含まない
・販売のみは除く

そうざい製造業

・調理した総菜を、弁当屋やスーパーに卸売りする業者もしくは、店頭で売る店での実務
・料理としての完成品を作っていることが求められるため、野菜を切る作業でもサラダとして提供されるのであれば実務に含む
・都道府県によっては、煮物の材料となる野菜をひたすら切るだけのような単純作業を繰り返すだけの期間は、実務に含まない

学校、病院、寮等の給食施設

・給食センターなどでの実務
・1回で20食以上、または1日に50食以上を継続的に調理・提供していることのいずれかを満たしていること
・ただし、年に1回だけ20食以上調理するなど、施設の経営者や雇用主が調理業務従事証明書を作成する際に、継続的であると判断できない場合は除く
出典:公益社団法人 調理技術技能センター、平成29年度調理師試験について

そのほかに気をつけたいことは、定時制と通信制を除く高校在学中のアルバイトは実務に含まれないということです。また、日本での実務経験に限るため、海外での経験は含まれません。

試験科目について

調理師の試験だからといって料理のことだけを問われるわけではありません。以下の6科目から合わせて60問ほど出題されます。

公衆衛生学
健康管理や衛生管理についての幅広い知識が問われます。

食品学
食べ物の原料や栄養、旬などの知識が問われます。

栄養学
人間の体と栄養素についての知識が問われます。食品学とは違い、一つひとつの成分に関する内容です。

食品衛生学
食中毒を避ける方法や食器の洗い方、アレルギーなどについての知識が問われます。お客様の健康を守り、飲食店を安全に経営するために必要です。

調理理論
料理の作り方や食材の調理における性質、食味についての知識が問われます。

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